The87th ACADEMYAWARDS 第87回 アカデミー賞 特集

監督賞

『6才のボク~』のリチャード・リンクレイター監督との一騎打ちと予想されたこの部門を制したアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督は、脚本賞受賞に続いて仲間と熱い抱擁を交わし、興奮の面持ちでステージに上がった。まず「以前はレイモンド・カーヴァー風のシャツとビリー・ワイルダー風のネクタイを着ていましたが、今日のわたしは本物のマイケル・キートン風の格好です」と会場を沸かせ、客席のキートンも大爆笑。その後は「競争の世界では常にエゴが負ける。誰かが勝つと誰かが負けるパラドックスがあるからです。しかし本当の芸術、本当の視覚的表現は、仲間のフィルムメーカーがいてくれて初めて実現できるのです」と熱弁をふるった。作品の内容にひっかけて盟友たちへの感謝を表した監督は、胸の高ぶりを打ち明けるように「まるでスローモーションのように物事が進行しているようです」とも語っていた。
(協力:WOWOW/編集:シネマトゥデイ)

リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』

リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』

(C) 2014 boyhood inc. / ifc productions i, L.L.c. aLL rights reserved.

1960年7月30日
アメリカ/テキサス州ヒューストン

独立系フィルムメーカーとして長く活動し、『バッド・チューニング』(1993・日本未公開)で頭角を現す。ベルリン国際映画祭監督賞に輝いたラブストーリー『恋人までの距離(ディスタンス)』(1995)で世界的に知られる存在に。同作品の主演俳優イーサン・ホーク、ジュリー・デルピーと組んだ2本の続編『ビフォア・サンセット』(2004)と『ビフォア・ミッドナイト』(2013)は共にアカデミー賞脚色賞にノミネートされ、自身の代表作となった。その他に『スクール・オブ・ロック』(2003)のようなメジャースタジオ作品、『スキャナー・ダークリー』(2006)などのアニメ映画、社会派群像劇『ファーストフード・ネイション』(2006)といった多彩なフィルモグラフィーを誇っている。

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アレハンドロ・G・イニャリトゥ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

アレハンドロ・G・イニャリトゥ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

(C) 2014 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

1963年8月15日
メキシコ/メキシコシティ

短編映画やCMの製作に携わったのち、オムニバス風のユニークな構成が際立つ長編デビュー作『アモーレス・ペロス』(1999)で数多くの賞に輝き、アカデミー賞外国語映画賞候補に。アメリカ進出を果たした長編第2作『21グラム』(2003)では、ショーン・ペンら演技派俳優陣との濃密なコラボレーションを行い、再び賞レースをにぎわせた。続く『バベル』(2006)は、モロッコ、日本など4か国を舞台にした衝撃的なヒューマンドラマ。カンヌ国際映画祭監督賞を受賞するとともに、アカデミー賞6部門にノミネートされるという快挙を成し遂げた。余命いくばくもない父親の物語『BIUTIFUL ビューティフル』(2010)では、主演のハビエル・バルデムにカンヌ映画祭男優賞をもたらしている。

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ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペスト・ホテル』

ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペスト・ホテル』

ブルーレイ&DVD発売中
20世紀フォックスホームエンターテイメント
(C) 2014 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

1969年5月1日
アメリカ/テキサス州ヒューストン

テキサス大学で出会ったオーウェン・ウィルソンとの共同で製作した短編を、劇場向けに長編リメイクした『アンソニーのハッピー・モーテル』(1996・日本未公開)でデビュー。インディペンデント・スピリット賞の監督賞に輝いた学園コメディー『天才マックスの世界』(1998・日本未公開)に続き、天才ファミリーの没落をリリカルに紡ぎ上げた『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)で世界中の観客を魅了した。その後も『ライフ・アクアティック』(2005)、『ダージリン急行』(2007)、初のストップモーションアニメ『ファンタスティックMr.FOX』(2009)で独特のレトロでスタイリッシュな映像感覚を発揮。恋する少年少女の逃避行をつづった前作『ムーンライズ・キングダム』(2012)も好評を博した。

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モルテン・ティルドゥム『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

モルテン・ティルドゥム『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

(C) 2014 BBP IMITATION, LLC 

1969年生まれ
ノルウェー出身

1990年代からテレビドラマを中心に活躍したのち、ノルウェーのアカデミー賞と呼ばれるアマンダ賞の作品賞に輝いたコメディー『バディ(原題) / Buddy』(2003)で長編デビュー。孤高の探偵を主人公にしたテレビ向けのミステリー・シリーズ「私立探偵ヴァルグ2」(2008)の第2話「堕天使」は、本国で劇場公開され、アマンダ賞の監督賞にノミネートされた。ジョー・ネスボのミステリー小説を映画化した犯罪サスペンス『ヘッドハンター』(2011)では、先読みできない奇想天外なストーリー展開の中に繊細な人物描写やバイオレンスを融合。ノルウェーの興行記録を塗り変えるとともに、英国アカデミー賞(BAFTA)の外国語映画賞にノミネートされ、ハリウッドがリメイク権を購入したことも話題を呼んだ。

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ベネット・ミラー『フォックスキャッチャー』

ベネット・ミラー『フォックスキャッチャー』

(C) MMXIV FAIR HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

1966年12月30日
アメリカ/ニューヨーク州ニューヨーク

ドキュメンタリー『ザ・クルーズ(原題)/ The Cruse』(1998)で監督デビューし、ベルリン国際映画祭などで五つの賞を受賞した。初の劇映画『カポーティ』(2005)では、ノンフィクションノベル「冷血」の執筆に取り組んだトルーマン・カポーティの実話を映画化。世界的に絶賛された同作品はアカデミー賞で作品賞など主要5部門にノミネートされ、フィリップ・シーモア・ホフマンに主演男優賞をもたらした。ブラッド・ピットが製作・主演を兼任した長編第3作『マネーボール』(2011)では、メジャーリーグの名物ゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンのサクセスストーリーの映画化に挑戦。前作同様、綿密なリサーチに基づくリアルなタッチに独自の視点を織り交ぜた作風が高く評価され、アカデミー賞6部門の候補になった。

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