
今年の見どころ
主人公はほとんど人間以外

長編アニメ賞作品は、ノミネートを含め動物やロボットなど人間以外を主人公にした作品が多い。基本的に子供も観ることを前提としているアメリカのアニメは、難解な表現や直接的な描写が抑えられる傾向にある。世の中の矛盾や問題を提示するのも人間キャラより、動物やロボットたちの世界を通して間接的に描くのが常套。日本のアニメでは動物もの=子供向けと見なされているが、人種差別というデリケートな題材を扱った『ズートピア』などは動物でなければ映画化は難しかっただろう。
(文:神武団四郎)
今年の見どころ一覧
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- アカデミー賞受賞作の公開日とあらすじをまとめてチェック!
- 今年のアカデミー賞はハプニングばかりが目立ちましたが 日本でも話題になりそうな作品が数多く受賞しました。 作品賞を受賞した「ムーンライト」の公開日、ストーリーや、 歌曲賞を受賞した「ラ・ラ・ランド」の動画など、気になる話題をまとめてお届けします!
文:Yahoo!映画
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- アカデミー賞を振り返り!今年は珍事件が多く大混乱な年に
- デイミアン・チャゼル監督の「ラ・ラ・ランド」が圧勝かと言われていましたが、 いざ結果をみると人種差別やいじめ問題などをテーマにした「ムーンライト」が作品賞を受賞しました。 作品賞発表では、まさかの封筒間違いで読み間違えるという前代未聞の事件も。
文:Yahoo!映画
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- 『スター・トレック』のエイリアン56体に対抗するスウェーデン映画の驚くべき老けメイク
- 第89回アカデミー賞メイク・ヘアスタイリング賞の候補者たちが、ビバリーヒルズにあるAMPASの本部で開催されたトークイベントに登壇。今年は『スター・トレック BEYOND』『スーサイド・スクワッド』『幸せなひとりぼっち』の3作品のヘア&メイクのアーティストたちが参加した。
撮影・取材・文:細谷佳史
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- 宮崎駿監督新作長編企画も発表!『レッドタートル ある島の物語』鈴木敏夫Pに直撃
- 今年は、どの作品が受賞してもおかしくないほど質の高い作品がそろったが、『レッドタートル』がノミネーションに入った理由について、「今アニメーション映画もどんどん派手になりつつあるんです。」と語った。
取材・文:細谷佳史、吉川優子 撮影:細谷佳史
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- 映画フリークの中条あやみ、ライアン・ゴズリングにくびったけ!
- 今年最も期待される女優の一人である中条あやみ。映画鑑賞が大好きで、ミニシアターや名画座などにも足繁く通うという彼女が、今年のアカデミー賞レースで最も気になる作品や、記憶に残る過去の受賞作について語った。
取材・文:坂田正樹
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- ニコルソン、デ・ニーロ、パチーノ…桐谷健太、駆け出し時代に憧れた映画スターを語る
- 映画『彼らが本気で編むときは、』で、生田斗真演じるトランスジェンダーの女性と暮らす心優しき恋人を好演した桐谷健太。CMキャラクターや歌手としても人気を博し、多忙を極める彼が、「最近、映画をじっくり観る時間がなくて……」と前置きしながらも、今年のアカデミー賞候補で気になる作品や、駆け出し時代を支えた名作や俳優について雄弁に語った。
取材・文:坂田正樹 写真:中村好伸
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- アカデミー賞最有力作の監督&主演コンビがそろって来日!
- 第89回アカデミー賞で、『タイタニック』(1997)に並ぶ歴代最多タイの14ノミネートという快挙を成し遂げたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。『ハーフ・ネルソン(原題) / Half Nelson』(2006)以来のアカデミー賞主演男優賞ノミネートとなった俳優のライアン・ゴズリングと、長編監督作3作目にしてオスカー有力候補作とされる『ラ・ラ・ランド』を完成させたデイミアン・チャゼル監督が、今回のノミネーションを振り返りつつ、本ミュージカルについて語った。
取材・文:シネマトゥデイ編集部 石神恵美子 撮影:日吉永遠
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- 『君の名は。』が落選し、『レッドタートル』が候補になったワケ
- 国内外でも評価が高く、今年の長編アニメ映画賞に期待されていた新海誠監督の『君の名は。』が落選して『レッドタートル』だった理由とは?
文:神武団四郎
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- 受賞歴8回!圧倒的な強さを見せるピクサー作品
- 第61回(1988年)に受賞した『ティン・トイ』(日本未公開)から短編アニメ部門の常連だったが、長編アニメ部門でも第76回(2003年)受賞の『ファインディング・ニモ』以降、8回もオスカーに輝いている。
文:神武団四郎
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- 主人公はほとんど人間以外
- 長編アニメ賞作品は、ノミネートを含め動物やロボットなど人間以外を主人公にした作品が多いのはなぜ?
文:神武団四郎
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- なぜフランスのアニメは受賞できない?
- アニメが盛んなヨーロッパでも指折りのアニメ大国フランス。これまでも『ベルヴィル・ランデブー』(2002)や『パリ猫ディノの夜』(2010)、『イリュージョニスト』(2010)など、日本でも話題を呼んだ作品がノミネートされてきたのに受賞できない理由とは
文:神武団四郎
2017年アカデミー賞 部門別ノミネート作品をチェック