
今年の見どころ
アカデミー賞受賞作の公開日とあらすじをまとめてチェック!
今年のアカデミー賞はハプニングばかりが目立ちましたが
日本でも話題になりそうな作品が数多く受賞しました。
作品賞を受賞した「ムーンライト」の公開日、ストーリーや、
ドナルド・トランプ大統領が発したイスラム圏7か国に対する入国禁止令に抗議し、授賞式をボイコットしたことで話題になった「セールスマン」の予告編や、
歌曲賞を受賞した「ラ・ラ・ランド」の動画など、気になる話題をまとめてお届けします!
作品賞受賞「ムーンライト」
Phil McCarten / cA.M.P.A.S.
「ムーンライト」のあらすじ
マイアミの貧困地域で、麻薬を常習している母親ポーラ(ナオミ・ハリス)と暮らす少年シャロン(アレックス・R・ヒバート)。学校ではチビと呼ばれていじめられ、母親からは育児放棄されている彼は、何かと面倒を見てくれる麻薬ディーラーのホアン(マハーシャラ・アリ)とその妻、唯一の友人のケビンだけが心の支えだった。そんな中、シャロンは同性のケビンを好きになる。そのことを誰にも言わなかったが……。
(文・シネマトゥデイ)
「ムーンライト」の公開日
2017年3月31日公開
作品賞受賞後、なんと日本公開が1ヶ月繰り上げされました。
既に話題!6部門受賞「ラ・ラ・ランド」
写真:ロイター/アフロ
「ラ・ラ・ランド」のあらすじ
何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。
(文・シネマトゥデイ)
「ラ・ラ・ランド」の公開日
2017年2月24日上映中
歌曲賞受賞「シティ・オブ・スターズ」
トランプ大統領の影響で監督不在の中、外国語映画賞を受賞した「セールスマン」
「セールスマン」のあらすじ
共に小さな劇団に所属する夫婦(シャハブ・ホセイニ、タラネ・アリシュスティ)は、ちょうど劇作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台に出演していた。教師として教壇にも立つ夫が家を空けた隙に、転居したばかりの家で妻が何者かに乱暴されてしまう。その日を境に二人の生活は一変し……。
(文・シネマトゥデイ)
「セールスマン」の公開日
2017年6月公開
「レッドタートル」をおさえて長編アニメ映画賞受賞「ズートピア」
「ズートピア」の解説
ハイテクな文明を誇るズートピアには、さまざまな動物が共存している。そんな平和な楽園で、ウサギの新米警官ジュディは夢を信じる一方、キツネの詐欺師ニックは夢を忘れてしまっていた。そんな彼らが、共にズートピアに隠された事件を追うことになり……。
(文・シネマトゥデイ)
「ズートピア」の公開日
公開終了 DVD発売中
長編ドキュメンタリー映画賞受賞「O.J.:メイド・イン・アメリカ(原題) / O.J.: Made in America」
「O.J.:メイド・イン・アメリカ(原題) / O.J.: Made in America」の解説
アメリカンフットボールの元スター選手で元妻らを殺害した容疑で逮捕されたO・J・シンプソン事件の解明に挑んだ、464分の超大作。警察による取り調べや世紀の裁判、判決を左右した血液や手袋といった手掛かりなどを見直し、シンプソンの友人や同僚など70人以上のインタビューを敢行。O・J・シンプソン事件を再定義し、人種差別やセレブ、メディア、暴力、刑事裁判システムといった現代アメリカの問題を問う。監督のエズラ・エデルマンはニューヨーク在住の現代美術家・篠原有司男とその妻の半生を追ったドキュメンタリー『キューティー&ボクサー』(2013)に共同製作者として名を連ねたほか、テレビのドキュメンタリーを監督してきた。『O.J.:メイド・イン~』は各国の映画祭で36の賞に輝いている。
(文・シネマトゥデイ)
「O.J.:メイド・イン・アメリカ(原題) / O.J.: Made in America」の公開日
公開日未定
「O.J.:メイド・イン・アメリカ(原題) / O.J.: Made in America」の予告編を見る
文・Yahoo!映画
今年の見どころ一覧
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- アカデミー賞受賞作の公開日とあらすじをまとめてチェック!
- 今年のアカデミー賞はハプニングばかりが目立ちましたが 日本でも話題になりそうな作品が数多く受賞しました。 作品賞を受賞した「ムーンライト」の公開日、ストーリーや、 歌曲賞を受賞した「ラ・ラ・ランド」の動画など、気になる話題をまとめてお届けします!
文:Yahoo!映画
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- アカデミー賞を振り返り!今年は珍事件が多く大混乱な年に
- デイミアン・チャゼル監督の「ラ・ラ・ランド」が圧勝かと言われていましたが、 いざ結果をみると人種差別やいじめ問題などをテーマにした「ムーンライト」が作品賞を受賞しました。 作品賞発表では、まさかの封筒間違いで読み間違えるという前代未聞の事件も。
文:Yahoo!映画
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- 『スター・トレック』のエイリアン56体に対抗するスウェーデン映画の驚くべき老けメイク
- 第89回アカデミー賞メイク・ヘアスタイリング賞の候補者たちが、ビバリーヒルズにあるAMPASの本部で開催されたトークイベントに登壇。今年は『スター・トレック BEYOND』『スーサイド・スクワッド』『幸せなひとりぼっち』の3作品のヘア&メイクのアーティストたちが参加した。
撮影・取材・文:細谷佳史
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- 宮崎駿監督新作長編企画も発表!『レッドタートル ある島の物語』鈴木敏夫Pに直撃
- 今年は、どの作品が受賞してもおかしくないほど質の高い作品がそろったが、『レッドタートル』がノミネーションに入った理由について、「今アニメーション映画もどんどん派手になりつつあるんです。」と語った。
取材・文:細谷佳史、吉川優子 撮影:細谷佳史
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- 映画フリークの中条あやみ、ライアン・ゴズリングにくびったけ!
- 今年最も期待される女優の一人である中条あやみ。映画鑑賞が大好きで、ミニシアターや名画座などにも足繁く通うという彼女が、今年のアカデミー賞レースで最も気になる作品や、記憶に残る過去の受賞作について語った。
取材・文:坂田正樹
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- ニコルソン、デ・ニーロ、パチーノ…桐谷健太、駆け出し時代に憧れた映画スターを語る
- 映画『彼らが本気で編むときは、』で、生田斗真演じるトランスジェンダーの女性と暮らす心優しき恋人を好演した桐谷健太。CMキャラクターや歌手としても人気を博し、多忙を極める彼が、「最近、映画をじっくり観る時間がなくて……」と前置きしながらも、今年のアカデミー賞候補で気になる作品や、駆け出し時代を支えた名作や俳優について雄弁に語った。
取材・文:坂田正樹 写真:中村好伸
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- アカデミー賞最有力作の監督&主演コンビがそろって来日!
- 第89回アカデミー賞で、『タイタニック』(1997)に並ぶ歴代最多タイの14ノミネートという快挙を成し遂げたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。『ハーフ・ネルソン(原題) / Half Nelson』(2006)以来のアカデミー賞主演男優賞ノミネートとなった俳優のライアン・ゴズリングと、長編監督作3作目にしてオスカー有力候補作とされる『ラ・ラ・ランド』を完成させたデイミアン・チャゼル監督が、今回のノミネーションを振り返りつつ、本ミュージカルについて語った。
取材・文:シネマトゥデイ編集部 石神恵美子 撮影:日吉永遠
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- 『君の名は。』が落選し、『レッドタートル』が候補になったワケ
- 国内外でも評価が高く、今年の長編アニメ映画賞に期待されていた新海誠監督の『君の名は。』が落選して『レッドタートル』だった理由とは?
文:神武団四郎
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- 受賞歴8回!圧倒的な強さを見せるピクサー作品
- 第61回(1988年)に受賞した『ティン・トイ』(日本未公開)から短編アニメ部門の常連だったが、長編アニメ部門でも第76回(2003年)受賞の『ファインディング・ニモ』以降、8回もオスカーに輝いている。
文:神武団四郎
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- 主人公はほとんど人間以外
- 長編アニメ賞作品は、ノミネートを含め動物やロボットなど人間以外を主人公にした作品が多いのはなぜ?
文:神武団四郎
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- なぜフランスのアニメは受賞できない?
- アニメが盛んなヨーロッパでも指折りのアニメ大国フランス。これまでも『ベルヴィル・ランデブー』(2002)や『パリ猫ディノの夜』(2010)、『イリュージョニスト』(2010)など、日本でも話題を呼んだ作品がノミネートされてきたのに受賞できない理由とは
文:神武団四郎