掲載期間:2017年1月25日~3月13日

第89回2017年アカデミー賞

部門別ノミネート作品

部門別ノミネート作品

主演男優賞

主演男優賞 受賞
マンチェスター・バイ・ザ・シー

ケイシー・アフレック

マンチェスター・バイ・ザ・シー

受賞発表の様子......

名優デンゼル・ワシントンとの大接戦が予想されたこの部門を制し、兄のベン・アフレックと抱擁を交わしたケイシー・アフレック。前年の主演女優賞受賞者ブリー・ラーソンから初めてのオスカー像を受け取った時点ですでに感極まった様子で、「わたしにとってこの賞は、とても大きな意味を持つものです。何と言うことだろう」と語り始めた。「わたしがここにいられるのは多くの人たちの才能のおかげです。何より監督のケネス・ロナーガンがこの役を書いてくれたから」。もはや“ベン・アフレックの弟”という呼ばれ方もされないであろう実力派の中堅俳優は、「もっと意義のある大きなことを言いたいけれど、とにかくこのコミュニティーの一員であることを誇りに思います」と幾分震えた声で受賞の感動を表現。この役を譲ってプロデューサーを務めたマット・デイモンへの「チャンスをくれてありがとう」という謝辞も忘れなかった。

(協力:WOWOW/文・高橋諭治)

デンゼル・ワシントン
デンゼル・ワシントン「フェンシズ(原題) / Fences」

この作品のノミネート部門

主演男優賞 作品賞 助演女優賞 脚色賞
ニューヨークのフォーダム大学を卒業し、アメリカン・コンサバトリー・シアターで演技を学ぶ。映画デビュー作は『ハロー・ダディ!』(1981・日本未公開)。南アフリカ共和国のアパルトヘイトを題材にした『遠い夜明け』(1987)で初めてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、南北戦争の時代に実在した黒人部隊の反抗的な兵士にふんした『グローリー』(1989)で同賞とゴールデン・グローブ賞助演男優賞をダブル受賞した。その後はハリウッド屈指の演技派俳優として数多くの話題作に出演し、モラルを踏み外した麻薬捜査課の刑事をカリスマ性たっぷりに演じた『トレーニング デイ』(2001)で、黒人としてはシドニー・ポワチエ以来2人目となるアカデミー賞主演男優賞を受賞。さらに『マルコムX』(1992)、『フィラデルフィア』(1993)、『クリムゾン・タイド』(1995)、『ザ・ハリケーン』(1999)、『アメリカン・ギャングスター』(2007)、『フライト』(2012)などの代表作がある。3本目の監督作となる『フェンシズ(原題) / Fences』は、2010年に自身がトニー賞主演男優賞を獲得した舞台劇の映画化昨品。元プロ野球選手で今はゴミ収集作業員をしている頑固な中年男にふんし、妻子との激しい葛藤を鬼気迫る演技で体現する。 人物詳細はこちら
アンドリュー・ガーフィールド
アンドリュー・ガーフィールド「ハクソー・リッジ」

この作品のノミネート部門

主演男優賞 作品賞 監督賞 編集賞 録音賞 音響編集賞
3歳の時にイギリスに移り住み、高校卒業後に名門セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマで演技を学んだ。舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、『大いなる陰謀』(2007)で映画デビュー。その後は『BOY A』(2007)、『Dr.パルナサスの鏡』(2009)、『わたしを離さないで』(2010)といった話題作で注目されるとともに、Facebookの創始者マーク・ザッカーバーグの親友エドゥアルド・サベリンを演じた『ソーシャル・ネットワーク』(2010)で、ゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた。主人公ピーター・パーカーを演じた『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ2作(2012・2014)、巨匠マーティン・スコセッシと組んだ『沈黙 -サイレンス-』(2016)も大きな反響を呼んだ。『ハクソー・リッジ(原題)』では、宗教的な信念から銃を持たずに第二次世界大戦中の沖縄上陸戦に参加した実在の衛生兵を、渾身の演技で体現した。 人物詳細はこちら
ライアン・ゴズリング
ライアン・ゴズリング「ラ・ラ・ランド」

この作品のノミネート部門

主演女優賞 主演男優賞 作品賞 作曲賞 撮影賞 歌曲賞 監督賞 編集賞 美術賞 脚本賞 衣装デザイン賞 録音賞 音響編集賞
人気子供番組「MMC(ミッキーマウス・クラブ)」に出演し、芸能活動をスタート。『フランケンシュタインと僕』(1996・日本未公開)で映画デビューしたのち、初主演作『ザ・ビリーバー(原題)/ The Believer』(2001・日本未公開)で好評を博し、純愛映画『きみに読む物語』(2004)でその名を世界中に知らしめた。『ハーフ・ネルソン(原題)/ Half Nelson』(2006・日本未公開)で初めてアカデミー賞主演男優賞にノミネート。さらに『ラースと、その彼女』(2007)、『ブルーバレンタイン』(2010)、『ラブ・アゲイン』(2011)、『スーパー・チューズデー ~正義を売った日~』(2011)の4作品でゴールデン・グローブ賞男優賞の候補となり、若手演技派スターとしての地位を揺るぎないものにした。そのほかの主な出演作に『ドライヴ』(2011)、『オンリー・ゴッド』(2013)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015)、『ナイスガイズ!』(2016)など。念願のミュージカル映画主演を実現させた『ラ・ラ・ランド』では、ジャズピアノを特訓して夢に向かうピアニストを演じ、ロマンチックな魅力を発揮している。 人物詳細はこちら
ヴィゴ・モーテンセン
ヴィゴ・モーテンセン「はじまりへの旅」

この作品のノミネート部門

主演男優賞
幼少期にアルゼンチンなどでの海外生活を経験し、大学卒業後に俳優を志す。いくつかの舞台に立ったのち、『刑事ジョン・ブック/目撃者』(1985)で映画デビュー。ショーン・ペンの初監督作『インディアン・ランナー』(1991)のベトナム帰還兵役で脚光を浴びた。その後は『クリムゾン・タイド』(1995)、『G.I.ジェーン』(1997)などを経て、ピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング』3部作(2001・2002・2003)のアラゴルン役で世界的に知られる存在となった。デヴィッド・クローネンバーグ監督の『イースタン・プロミス』(2007)では、ロシアン・マフィアの謎めいた運転手を演じてアカデミー賞主演男優賞にノミネート。そのほかの代表作に『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005)、『ザ・ロード』(2009)などがあり、アメリカ国外の作品にも積極的に出演している。『はじまりへの旅』での役どころは、文明社会と隔絶した山奥で6人の子供を育てる中年男。そんな極端な教育方針を貫こうとする父親像を、型破りかつ人間味豊かに演じた。 人物詳細はこちら
ケイシー・アフレック
ケイシー・アフレック「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

この作品のノミネート部門

主演男優賞 作品賞 助演女優賞 助演男優賞 監督賞 脚本賞
10代前半にテレビムービーに出演したのち学業に専念し、『誘う女』(1995)で映画デビュー。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997)などで兄のベン・アフレックと共演し、豪華キャスト映画『オーシャンズ』シリーズ3作品(2001・2004・2007)で知名度を高めた。伝説のアウトローを崇拝する青年を演じた西部劇『ジェシー・ジェームズの暗殺』(2007)でアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の助演男優賞にノミネート。兄ベンの監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(2007・日本未公開)のほか『ファーナス/訣別の朝』(2013)、『セインツ -約束の果て-』(2013)でも演技派ぶりを印象づけ、『容疑者、ホアキン・フェニックス』(2010)では長編監督デビューを果たした。近作は『トリプル9 裏切りのコード』(2015)、『ザ・ブリザード』(2016)。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』では悲しい過去ゆえに心を閉ざし、故郷の町で人生の転機に直面する主人公の葛藤を繊細な感情表現で伝える。 人物詳細はこちら
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皇帝ペンギン
皇帝ペンギン(01:26:01)
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それでも恋するバルセロナ(01:58:31)
2009年 助演女優賞 スカーレット・ヨハンソン主演
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オンリー・ゴッド(R15+)
オンリー・ゴッド(R15+)(01:29:26)
本年度ノミネート ライアン・ゴズリング出演
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