掲載期間:2018年1月24日~3月15日

第90回2018年アカデミー賞

部門別ノミネート作品

部門別ノミネート作品

助演男優賞

助演男優賞 受賞
スリー・ビルボード

サム・ロックウェル

スリー・ビルボード

受賞発表の様子......

記念すべき90回目のアカデミー賞授賞式。そのトップを飾る助演男優賞の栄誉は、前哨戦でこの部門を総なめにしてきたサム・ロックウェルにもたらされた。当の本人も“本命”だという自覚があったのか、初ノミネートでの受賞を冷静に受けとめている様子だった。しかしステージに駆け上がると同部門の候補者たちの名前を早口で読み上げ、「あなたたちはみんな凄い。刺激を受けました!」とハイテンションな一声。続いて映画好きの両親のもとで映画への愛を育んだ幼少期のエピソードを明かし、「フランシス・マクドーマンド、そしてファンタスティックなウディ・ハレルソン!」と共演者やスタッフへの謝辞を述べた。さらにオスカー像を天に掲げて喜びを表し、「この賞をフィリップ・シーモア・ホフマンに捧げます」とスピーチを締めくくった。

(協力:WOWOW/文・高橋諭治)

ウィレム・デフォー
ウィレム・デフォー「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」

この作品のノミネート部門

助演男優賞
ウィスコンシン大学を中退して前衛劇団シアターXに参加し、俳優のキャリアをスタート。映画デビュー作になるはずだった『天国の門』(1981)は出演シーンがカットに。『ストリート・オブ・ファイヤー』(1984)におけるギャングのリーダー役で脚光を浴びた。その後はアカデミー賞助演男優賞候補となった『プラトーン』(1986)や、『最後の誘惑』(1988)、『ワイルド・アット・ハート』(1990)などで名声を高め、『シャドウ・オブ・ヴァンパイア』(2000)で再びアカデミー賞助演男優賞にノミネート。そのほかの主な出演作にはキャスリン・ビグロー監督の長編デビュー作『ラブレス』(1983・日本劇場未公開)、『スパイダーマン』(2002)、『エレニの帰郷』(2008)、『アンチクライスト』(2009)、『オリエント急行殺人事件』(2017)などがあり、国際色豊かでユニークなフィルモグラフィーを築き上げている。シングルマザーや子供たちがその日暮らしの生活を送る安モーテルを舞台にした『ザ・フロリダ・プロジェクト(原題)』では、住人の父親代わり的な管理人を演じた。 人物詳細はこちら
リチャード・ジェンキンス
リチャード・ジェンキンス「シェイプ・オブ・ウォーター」

この作品のノミネート部門

主演女優賞 作品賞 作曲賞 助演女優賞 助演男優賞 撮影賞 監督賞 編集賞 美術賞 脚本賞 衣装デザイン賞 録音賞 音響編集賞
ロードアイランド州の劇団トリニティ・レパートリー・カンパニーで俳優、芸術監督として活動したのち、『シルバラード』(1985)で映画デビュー。その後『ウルフ』(1994)、『アメリカの災難』(1996)、『バーバー』(2001)、『ディボース・ショウ』(2003)、『スタンドアップ』(2005)などを経て、孤独な初老男の心の再生を体現したトム・マッカーシー監督作品『扉をたたく人』(2007)でアカデミー賞主演男優賞に初ノミネート。それ以降の主な出演作は『モールス』(2010)、『キャビン』(2011)、『アウトロー』(2012)、『ホワイトハウス・ダウン』(2013)、『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)、『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)など。『シェイプ・オブ・ウォーター』ではヒロインの隣人である売れない画家にふんし、映画に温かなユーモアを吹き込んでいる。 人物詳細はこちら
クリストファー・プラマー
クリストファー・プラマー「オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)」

この作品のノミネート部門

助演男優賞
舞台、テレビで活動したのち『女優志願』(1958)で映画デビュー。名作ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)のトラップ大佐役で人気を博した。それ以降は『ピンク・パンサー2』(1975)、『サイレント・パートナー』(1978)、『12モンキーズ』(1995)、『インサイダー』(1999)、『ビューティフル・マインド』(2001)、『Dr.パルナサス博士の鏡』(2009)、『ドラゴン・タトゥーの女』(2011)などで名脇役ぶりを証明。『終着駅 トルストイ最後の旅』(2009)で初めてアカデミー賞助演男優賞候補となり、『人生はビギナーズ』(2010)で同賞を受賞した。サスペンス映画『手紙は憶えている』(2015)では認知症を抱えながらも復讐に挑む主人公を演じたことも記憶に新しい。セクハラ問題で降板したケヴィン・スペイシーの代役として急遽出演した『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題)』では、誘拐された孫の身代金支払いを拒む大富豪を演じている。 人物詳細はこちら
サム・ロックウェル
サム・ロックウェル「スリー・ビルボード」

この作品のノミネート部門

主演女優賞 作品賞 作曲賞 助演男優賞 編集賞 脚本賞
『マニアック1990』(1989)で映画デビュー。『キャメロット・ガーデンの少女』(1997)、『ギャラクシー・クエスト』(1999)、『グリーンマイル』(1999)、『チャーリーズ・エンジェル』(2000)などで注目され、ジョージ・クルーニー監督作品『コンフェッション』(2002)でベルリン国際映画祭銀熊賞(男優賞)を受賞した。その後は『マッチスティック・メン』(2003)、『銀河ヒッチハイク・ガイド』(2005)、『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート』(2016)などのコメディーを中心に、『フロスト×ニクソン』(2008)、『月に囚われた男』(2009)、『アイアンマン2』(2010)といった幅広いジャンルの話題作で活躍。『セブン・サイコパス』(2012)に続いてマーティン・マクドナー監督と組んだ『スリー・ビルボード』では、思いがけない激動の運命をたどる粗野な巡査にふんし、その入魂の演技が絶賛されている。 人物詳細はこちら
ウディ・ハレルソン
ウディ・ハレルソン「スリー・ビルボード」

この作品のノミネート部門

助演男優賞
大学卒業後にニューヨークで演技を学び、舞台で俳優のキャリアに踏み出す。『ワイルドキャッツ』(1985)で映画デビュー。『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(1994)の殺人鬼役で脚光を浴び、ポルノ雑誌「ハスラー」の創刊者を演じた『ラリー・フリント』(1996)でアカデミー賞主演男優賞候補に。その後は『心の指紋』(1996)、『ノーカントリー』(2007)、『ゾンビランド』(2009)、『セブン・サイコパス』(2012)、『ハンガー・ゲーム』シリーズ(2012・2013・2014・2015)、『スウィート17モンスター』(2016)、『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』(2017)、2014年のテレビシリーズ「TRUE DETECTIVE/二人の刑事」などで個性派ぶりを発揮。『メッセンジャー』(2009)ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。『スリー・ビルボード』では、人望は厚いが殺人事件を解決できずに苦悩する警察署長を人間味豊かに演じている。 人物詳細はこちら
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