掲載期間:2017年1月25日~3月13日

第89回2017年アカデミー賞

部門別ノミネート作品

部門別ノミネート作品

監督賞

監督賞 受賞
ラ・ラ・ランド

デイミアン・チャゼル

ラ・ラ・ランド

受賞発表の様子......

「アンド・オスカー・ゴーズ・トゥ……デイミアン・チャゼル!」。プレゼンターのハル・ベリーがその名を告げた瞬間、アカデミー賞の歴史が塗りかえられた。32歳1か月7日での最年少の監督賞ウィナーの誕生である。しかし映画のテーマ曲に乗って軽やかにステージへ駆け上がった天才監督のスピーチには、若さゆえの傲慢さなど微塵も感じられない。他の監督賞候補者たちの名前を全て挙げて心のこもった敬意を表し、スタッフ&キャストへの感謝の言葉を丁寧に述べていく。とりわけ十代からの親友で、すでに作曲賞と歌曲賞を受賞しているジャスティン・ハーウィッツには「諦めることなく、この映画の音楽を書いてくれてありがとう」と格別の謝辞を捧げた。また、最愛の恋人オリヴィアさんを引き合いにして「これは愛についての映画です。映画を作る中で恋に落ちることが出来て、本当に幸せです」と締めくくり、無上の喜びを表現した。

(協力:WOWOW/文・高橋諭治)

ドゥニ・ヴィルヌーヴ
ドゥニ・ヴィルヌーヴ「メッセージ」

この作品のノミネート部門

作品賞 撮影賞 監督賞 編集賞 美術賞 脚色賞 録音賞 音響編集賞
カナダ・ケベックを拠点に活動し、『Un 32 aout sur terre』(1998)で長編デビュー。シリアスなドラマと悪夢的なイメージを融合させた『渦』(2000)、モントリオール理工科大学で起こった銃乱射事件に基づく『静かなる叫び』(2009)で注目され、ある母親の衝撃的な運命を描いたヒューマン・ミステリー『灼熱の魂』(2010)でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。その後はジェイク・ギレンホールが一人二役を演じた『複製された男』(2013)、ヒュー・ジャックマンと組んだサスペンス映画『プリズナーズ』(2013)で絶賛され、アメリカの麻薬戦争の内幕に切り込んだ『ボーダーライン』(2015)をカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。次回作として伝説的なSF映画の続編『ブレードランナー2049』(2017)が控えるなど、今最もハリウッドで新作が待たれるフィルムメーカーの一人である。 人物詳細はこちら
メル・ギブソン
メル・ギブソン「ハクソー・リッジ」

この作品のノミネート部門

主演男優賞 作品賞 監督賞 編集賞 録音賞 音響編集賞
オーストラリア映画『マッドマックス』(1979)とその2本の続編(1981・1985)で世界的な人気俳優となり、ハリウッド進出後も『リーサル・ウェポン』シリーズ4作品(1987・1989・1992・1998)などで俳優としてヒット作を放つ。アクション・スターのイメージとはかけ離れた心温まるヒューマン・ドラマ『顔のない天使』(1993)で監督デビュー。続く監督第2作『ブレイブハート』(1995)ではスコットランド独立のために闘った実在の英雄ウィリアム・ウォレスの生きざまを描き、アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む5部門で受賞。さらにイエス・キリストの最期を描いた問題作『パッション』(2004)を、私財を投じて完成させ、世界中で大ヒットを飛ばした。監督第4作『アポカリプト』(2006)は、マヤ文明の後期を背景にした壮大なスケールのアクション映画。過激なバイオレンス描写で、フィルムメーカーとしての剛腕ぶりを改めて強烈に印象づけた。 人物詳細はこちら
デイミアン・チャゼル
デイミアン・チャゼル「ラ・ラ・ランド」

この作品のノミネート部門

主演女優賞 主演男優賞 作品賞 作曲賞 撮影賞 歌曲賞 監督賞 編集賞 美術賞 脚本賞 衣装デザイン賞 録音賞 音響編集賞
ハーバード大学在学中に手がけたミュージカル映画『ガイ・アンド・マデリーン・オン・ア・パーク・ベンチ(原題)/ Guy and Madeline on a Park Bench』(2009・日本未公開)で監督デビューし、L.A.ウィークリーなどのメディアの賛辞を獲得する。その後は好評を博したオカルト映画の続編『ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛』(2013・日本未公開)の原案・脚本、コンサートホールを舞台にしたユニークなサスペンス映画『グランドピアノ 狙われた黒鍵』(2013)の脚本を担当した。その名を一躍世界中に知らしめたのは、2013年の自作短編『ウィップラッシュ(原題)/ Whiplash』を基にした長編監督第2作『セッション』(2014)。一流ドラマーを目指す音楽大学の学生と鬼教師の凄まじい“対決”を、白熱の演奏シーンとともに描き上げたこの異色作は、アカデミー賞5部門にノミネートされ、助演男優賞(J・K・シモンズ)、録音賞、編集賞を受賞した。 人物詳細はこちら
ケネス・ロナーガン
ケネス・ロナーガン「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

この作品のノミネート部門

主演男優賞 作品賞 助演女優賞 助演男優賞 監督賞 脚本賞
ニューヨーク・ブロンクスで生まれ育ち、高校時代から脚本を書き始める。ニューヨーク大学在学中から卒業後にかけては劇作家として活動した。ロバート・デ・ニーロ主演のコメディー『アナライズ・ミー』(1999)で脚本家デビューを果たし、アニメと実写を融合したファンタジー『ロッキー&ブルウィンクル』(2000・日本未公開)、巨匠マーティン・スコセッシのギャング映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2001)の脚本を執筆。幼くして両親を亡くした姉弟の絆をつづったヒューマン・ドラマ『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(2000・日本未公開)で監督デビューを飾り、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の脚本賞にノミネートされるなど高い評価を得た。ある人身事故に関わったために罪悪感にさいなまれる女子高校生の姿を見つめた『マーガレット』(2011・日本未公開)でも、確かな演出と脚本の手腕を発揮している。 人物詳細はこちら
バリー・ジェンキンス
バリー・ジェンキンス「ムーンライト」

この作品のノミネート部門

作品賞 作曲賞 助演女優賞 助演男優賞 撮影賞 監督賞 編集賞 脚色賞
2003年に『リトル・ブラウン・ボーイ(原題)/ Little Brown Boy』『マイ・ジョセフィン(原題)/ My Josephine』という2本の短編を手掛けたのち、サンフランシスコを舞台にしたラブ・ストーリー『メディシン・フォー・メランコリー(原題)/ Medicine for Melancholy』(2008・日本未公開)で長編デビューし、繊細かつユニークな作風で注目を浴びる。その後『トール・イナフ(原題)/ Tall Enough』(2009)、『ア・ヤング・カップル(原題)/ A Young Couple』(2009)、『クロロフィル(原題)/ Chlorophyl』(2011)といった短編を制作しながら、新たな長編の企画を模索し、タレル・アルバン・マクレイニーがマイアミで過ごした幼少期の実体験を反映させた短い戯曲「イン・ムーンライト・ブラック・ボーイズ・ルック・ブルー(原題)/ In Moonlight Black Boys Look Blue」の映画化に着手。ジェンキンズのルーツを呼び覚ましたその戯曲は、監督自身の手で3章構成の長編映画の物語へと脚色され、それを読んだブラッド・ピットの制作会社プランBエンターテインメントのプロデューサーたちを深く感動させた。『ムーンライト』はすでに150以上の賞を受賞し、画期的な成功を収めている。 人物詳細はこちら
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皇帝ペンギン
皇帝ペンギン(01:26:01)
2006年 ドキュメンタリー長編映画賞
配信期間:2017/2/20〜2017/3/19
それでも恋するバルセロナ
それでも恋するバルセロナ(01:58:31)
2009年 助演女優賞 スカーレット・ヨハンソン主演
配信期間:2017/2/22〜2017/3/21
オンリー・ゴッド(R15+)
オンリー・ゴッド(R15+)(01:29:26)
本年度ノミネート ライアン・ゴズリング出演
配信期間:2017/2/18〜2017/3/17

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