掲載期間:2018年1月24日~3月15日

第90回2018年アカデミー賞

部門別ノミネート作品

部門別ノミネート作品

長編ドキュメンタリー映画賞

長編ドキュメンタリー映画賞 受賞
アバカス:スモール・イナフ・トゥ・ジェイル(原題) / Abacus: Small Enough to Jail
アバカス:スモール・イナフ・トゥ・ジェイル(原題) / Abacus: Small Enough to Jail
長編ドキュメンタリー映画賞
ニューヨークのチャイナタウンにあるアバカス銀行。2008年、世界金融危機の折に、アメリカ中の銀行で中国系移民のソン一族が経営するこの小さな銀行だけが刑事訴訟を受けた。銀行の設立者でチャイナタウンのアイコンでもあるトーマス・ソンらに取材し、5年に及んだ司法の争いで、一族とその銀行の遺産をいかにして守ったかを明らかにする。メガホンを取ったスティーヴ・ジェームズは、監督作『フープ・ドリームス』(1994)でアカデミー賞編集賞にノミネートされたほか、数多くのドキュメンタリーを手掛け、高く評価されている。
顔たち、ところどころ
顔たち、ところどころ
長編ドキュメンタリー映画賞
『幸福(しあわせ)』『冬の旅』などのアニエス・ヴァルダと、アーティストのJRが監督を務めたドキュメンタリー。世代の違う二人が、フランスの田舎で暮らす人々と触れ合いながら作品を作り上げていく様子を映す。本作はカンヌ国際映画祭のほか、さまざまな映画祭で評価され、第90回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされた。 作品詳細はこちら
イカロス
イカロス
長編ドキュメンタリー映画賞
自転車競技の選手でもある映画監督のブライアン・フォーゲルが、自身が実験台となってスポーツ選手が薬物を使って運動能力を高める「ドーピング」を題材にしたドキュメンタリーに着手。アドバイザーのロシア人専門家がドーピング疑惑の中心的人物として浮上したことから、予期せぬ衝撃的な展開をみせる。ブライアンが接触していたのは、ロシアのドーピング検査機関の元所長、グリゴリー・ロドチェンコフ。のちに、ロシアの組織的なドーピングを告発した人物だ。ブライアンは本作が初の長編ドキュメンタリーで、サンダンス映画祭のドキュメンタリー部門審査員特別賞を受賞している。
アレッポ 最後の男
アレッポ 最後の男
長編ドキュメンタリー映画賞
空爆が続くシリア北部の都市アレッポの生々しい戦場をリポートし、サンダンス映画祭のワールドシネマドキュメンタリー部門グランプリに輝いた作品。爆撃地での人命救助にあたる"ホワイト・ヘルメット"。2児の父であるハレドをはじめ、日々命懸けの任務にあたり家族を危険にさらしてでも留まるべきなのか、自問自答を繰り返す彼らの姿を捉える。監督のフィラス・ファイヤドは、瓦礫の下に手を伸ばすハレドのことをミケランジェロの「アダムの創造」のようだといい、そこには人間の価値や戦争の恐怖、人情や人間同士の関わりが見てとれると述べている。
ストロング・アイランド
ストロング・アイランド
長編ドキュメンタリー映画賞
兄を殺害されたヤンス・フォード監督が、アメリカの根深い人種差別に対する怒りを訴えるドキュメンタリー。1992年、24歳の高校教師ウィリアム・フォードJr.が殺され、彼を殺害した19歳の白人男性は起訴されなかった。作品は、ジム・クロウ法によって人種隔離政策が行われたアメリカ南部からニューヨークへ、中流階級が住む郊外の町へと移り住みながらも、突然の惨事に巻き込まれた家族の歴史を辿り、人種差別や不正についての問いを投げかける。ヤンス・フォード監督は、デビュー作である本作でサンダンス映画祭のドキュメンタリー部門審査員特別賞を受賞。また、アカデミー賞にノミネートされた史上初のトランスジェンダーの監督であるという。
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