掲載期間:2021年3月16日~5月9日

第93回2021年アカデミー賞特集

アカデミー賞2021ノミネートが発表!『Mank/マンク』が最多10部門、女性監督が歴史を更新

FRONTROW

第93回アカデミー賞のノミネート作品&候補者が発表。最多ノミネートは映画『Mank/ マンク』。『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督、『プロミシング・ヤング・ウーマン』のエメラルド・フェンネル監督が歴史を塗り替えた。そのほか多様性豊かな顔ぶれがノミネート。(フロントロウ編集部)

最多ノミネートは『Mank/マンク』

 

映画界最高峰のアワードと言われるアカデミー賞の2021年のノミネーションが日本時間3月15日に発表された。

 

通常、アカデミー賞にノミネートされるには、ロサンゼルス地域で最低7日間の放映が行なわれた作品でなければならないという条件があるけれど、本年度に限っては、パンデミックで劇場公開が中止となり、デジタル配信となった作品も選考の対象となるという特別ルールが設けられた。

 

そんな異例の措置がとられたアカデミー賞で最多となる10部門にノミネートを果たしたのは"史上最高の映画"と呼ばれることも1941年の名作『市民ケーン』の誕生秘話にスポットを当てた映画『Mank/ マンク』。

 

デヴィッド・フィンチャー監督が監督賞に、主演のゲイリー・オールドマンが主演男優賞、アマンダ・サイフリッドが助演女優賞にノミネートされたほか、作品賞、脚本賞などにノミネートを果たした。

 

『Mank/ マンク』に次ぐ計6部門にノミネートを果たしたのが、企業の経済破綻の後、1台の車とともに現代の"ノマド(遊牧民)"として路上に出た、1人の女性が新たな希望を発見する『ノマドランド』。

『ノマドランド』©Cor Cordium Productions Hear Say Productions Highwayman Films Album Newscom

 

オスカー前哨戦と呼ばれるゴールデングローブ賞で作品賞と監督賞を受賞した同作は、期待通り、作品賞、監督賞、主演女優賞、脚本賞という、主要5部門中4部門にノミネートを果たした。

 

アーカンソー州に移り住んだ韓国系アメリカ人一家を描く作品『ミナリ』は、ゴールデングローブ賞では「セリフの50%以上が英語以外の作品は外国語映画賞にカテゴリーされる」というルールがあり、韓国語のセリフが多い『ミナリ』はアメリカ人が主人公の映画であるにもかかわらず、外国語映画賞にノミネートとなった。しかし、アカデミー賞では、国際映画として括られるのではなく、リー・アイザック・チョン監督が監督賞、主演のスティーヴン・ユァンが主演男優賞、ユン・ヨジョンが助演女優賞と主要部門を4部門を含む計6部門にノミネートされた。

『ミナリ』©A24

 

ちなみに、スティーヴンはアカデミー賞で主演男優賞にノミネートされた初のアジア系アメリカ人俳優となる。

 

『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』、『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア』、『シカゴ7裁判』、『ファーザー』も『ミナリ』と同じく計6部門にノミネート。接戦が繰り広げられる。

『ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア』©Warner Bros.

『ファーザー』©Sony Pictures Classic SplashNews

『サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜』©Amazon Studios/ SplashNews

女性監督2名が監督賞にノミネート

 

アカデミー賞の歴史上初めて、監督賞に女性2名がノミネート。『ノマドランド』のクロエ・ジャオ監督と『プロミシング・ヤング・ウーマン』のエメラルド・フェンネル監督が、これまで圧倒的に男性優勢だった同部門の歴史を更新した。

左:クロエ・ジャオ、右:エメラルド・フェンネル

 

なお、ジャオ監督は同部門にノミネートを果たした史上初の有色人種の女性監督。さらに、作品賞、監督賞、脚色賞、編集賞の4部門でノミネートしており、この4部門というのも女性監督としては史上最多となる。

 

女性の怒りと復讐を描いたフェンネル監督の『プロミシング・ヤング・ウーマン』は計4部門にノミネートを果たした。

『プロミシング・ヤング・ウーマン』©FOCUS FEATURES AlbumNewscom

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