掲載期間:2019年1月17日~3月20日

第91回2019年アカデミー賞特集

『ボヘミアン・ラプソディ』が主役に躍り出そうな予感...アカデミー賞ノミネート予想

1月22日(火)に全世界が注目する映画の祭典アカデミー賞のノミネーションが発表されます。是枝裕和監督の『万引き家族』や全世界で大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディ』などの注目作の行方をノミネート発表前に徹底予想しました。Yahoo!映画では、アカデミー賞のノミネーションが発表される1月22日(火)深夜に全部門の候補一覧を公開予定。
※各部門は(◎本命、〇有力、☆注目)」という観点から予想。

<作品賞>
◎『アリー/ スター誕生』
〇『グリーンブック』
☆『ボヘミアン・ラプソディ』

最も重要な前哨戦のゴールデン・グローブ賞(作品賞ドラマ部門)で、大本命とみられた『アリー/ スター誕生』がダークホースの『ボヘミアン・ラプソディ』に敗れる大波乱。それでも影響力は依然として強く、レディー・ガガの初主演作が先頭集団を走っています。アカデミー賞への最短ルートと評判が広がっているトロント国際映画祭の観客賞受賞作『グリーンブック』も順当に候補入りを果たすでしょう。そして、『ボヘミアン・ラプソディ』は大ヒット中の勢いのまま、今年の主役に躍り出そうな予感。『タイタニック』(1997年)を抜いて、全米興行収入歴代3位を記録したマーベル作品『ブラックパンサー』は当落線上のポジションか?

(C) 2018 Twentieth Century Fox

<監督賞>
◎アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
〇ブラッドリー・クーパー『アリー/ スター誕生』
☆ピーター・ファレリー『グリーンブック』

新人監督もオスカー監督も最終決戦へと駒を進めそうです。監督デビュー作『アリー/ スター誕生』の手腕が高く評価されたブラッドリー・クーパーは有力候補のひとり。一方、『ゼロ・グラビティ』(2013年)で監督賞経験のあるアルフォンソ・キュアロンは、『ROMA/ローマ』で完成度の高い作品を全編モノクロで描いてみせました。注目は『グリーンブック』監督のピーター・ファレリー。弟ボビー・ファレリーとのコンビで抱腹絶倒のコメディー映画『メリーに首ったけ』(1998年)を手がけたことでも知られています。

(C) 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

<主演男優賞>
◎クリスチャン・ベイル『バイス』
〇ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
☆ジョン・デヴィッド・ワシントン『ブラック・クランズマン』

『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリー役で一躍注目の的となったラミ・マレックは候補入りが確実視されています。激変ぶりが話題を集めたカメレオン俳優のクリスチャン・ベイルはノミネートを逃すことはないでしょう。名優デンゼル・ ワシントンの息子であるジョン・デヴィッド・ワシントンは、『ブラック・クランズマン』で白人至上主義団体「KKK」に潜入捜査した黒人刑事役の熱演で賞レースに滑り込みそうです。『アリー/ スター誕生』で主演も務めたブラッドリー・クーパーは監督賞とのダブルノミネートの可能性も。

(C) 2018 ANNAPURNA PICTURES

<主演女優賞>
◎レディー・ガガ『アリー/ スター誕生』
〇グレン・クローズ『天才作家の妻 -40年目の真実-』
☆エミリー・ブラント『メリー・ポピンズ リターンズ』

世界の歌姫がいよいよ賞レースに本格参戦。アカデミー賞の前哨戦といわれるゴールデン・グローブ賞では惜しくも受賞を逃しましたが、レディー・ガガは初ノミネートを勝ち取るでしょう。7度目のノミネートを目指すグレン・クローズは『天才作家の妻 -40年目の真実-』で悲願のオスカー女優へ王手をかけそうです。『メリー・ポピンズ リターンズ』のエミリー・ブラントと『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマンが2強に割って入りそうな存在か?

(C) META FILM LONDON LIMITED 2017

<助演男優賞>
◎マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
〇ティモテ・シャラメ『ビューティフル・ボーイ』
☆サム・エリオット『アリー/ スター誕生』

『アリー/ スター誕生』で世界的ロックスターのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)を見守る兄ボビー役で存在感を見せたサム・エリオットには、願望も込めての☆印。といっても、『ムーンライト』(2017年)で助演男優賞を受賞したオスカー俳優のマハーシャラ・アリが有力候補の筆頭格。ティモテ・シャラメには『ビューティフル・ボーイ』で2年連続のノミネートへの期待が高まっています。大ヒット作品『ブラックパンサー』で悪役を演じたマイケル・B・ジョーダンが選ばれたとしても疑問の声を上げる人はいないでしょう。

<助演女優賞>
◎レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
〇エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
☆クレア・フォイ『ファースト・マン』

今年もこの部門は大混戦の様相を呈しています。ゴールデン・グローブ賞では『ビール・ストリートの恋人たち』で主人公の母親を熱演したレジーナ・キングが受賞し、賞レース争いで一歩リード。頭を悩ませるのが『女王陛下のお気に入り』で共演したオスカー女優の2人。エマ・ストーンとレイチェル・ワイズが仲良くノミネートされるのか、どちらか一方が落選してしまうのか、先の読めない展開です。『ファースト・マン』で人類初の月面着陸を果たしたニール・アームストロング船長を支える妻を好演したクレア・フォイは最終候補に滑り込みそう?

(C) 2018 Twentieth Century Fox

<外国語映画賞>
◎『万引き家族』(日本)
〇『ROMA/ローマ』(メキシコ)
☆『バーニング 劇場版』(韓国)

本来であれば、◎となる作品は『ROMA/ローマ』であることは百も承知です。ヴェネチア国際映画祭の最高賞を受賞し、ゴールデン・グローブ賞でも栄冠を手にして頭一つ抜け出しています。それでも、『万引き家族』を応援せずにはいられないでしょう。是枝裕和監督ならではのアプローチで家族のあり方を描いた傑作がオスカー候補となれば、日本映画としては『おくりびと』以来、10年ぶりの快挙です。村上春樹原作の『バーニング 劇場版』も韓国映画初のノミネートに期待が高まっています。

(C) 2018『万引き家族』 製作委員会

<長編アニメ映画賞>
◎『インクレディブル・ファミリー』
〇『スパイダーマン:スパイダーバース』
☆『未来のミライ』

アニメ映画の記録を塗り替えたメガヒット作品『インクレディブル・ファミリー』は順当にノミネートされるでしょう。前作『Mr.インクレディブル』でこの部門を受賞しているのも追い風になりそうです。ゴールデン・グローブ賞を制した『スパイダーマン:スパイダーバース』も落選の可能性は低いはず。細田守監督の日本アニメ『未来のミライ』は当落線上の4、5番手という位置からの巻き返しに期待したいです。

(C) 2018 スタジオ地図

記事:Yahoo!映画

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