掲載期間:2019年1月17日~3月20日

第91回2019年アカデミー賞特集

勝ち組と負け組で明暗くっきり..女優進出した世界の歌姫

2月25日(日本時間)に開かれるアカデミー賞授賞式で、最も注目を集める存在といえば、主演女優賞候補のレディー・ガガです。初主演作『アリー/ スター誕生』では、圧巻の歌声を響かせて、ブラッドリー・クーパーとのラブストーリーを見事に演じました。今回は女性歌手が、女優に進出した成功と失敗の歴史を振り返ります。

■マドンナ
マドンナは映画に意欲的に挑戦した女性アーティストの先駆者です。主演作で高い評価を得た作品は、アラン・パーカー監督の『エビータ』(1996年)。アルゼンチンの元大統領夫人を熱演したマドンナは、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞を獲得して、オスカー候補の期待も高まりましたが、あえなく落選。それでも劇中で披露した「ユー・マスト・ラヴ・ミー(You Must Love Me)」で、アカデミー賞歌曲賞を受賞しました。しかし、最低映画賞と呼ばれるゴールデンラズベリー賞を『上海サプライズ』(1986年)や『ボディ』(1992年)などで最低主演女優賞を5回受賞するなど苦い経験も。また、プライベートでも映画人との関係は深く、俳優のショーン・ペンと結婚(1989年に離婚)、イギリス人監督のガイ・リッチーと再婚(2008年に離婚)したことも話題になりました。近年は監督業にも進出しており、昨年60歳になったマドンナの意欲は衰える気配がないです。

DAVIDAPPLEBY/CINERGIPICTURES/TheKobalCollection/WireImage.com

■ホイットニー・ヒューストン
有名な「エンダアアアア」のフレーズで知られるホイットニー・ヒューストンは、興行的な成功を収めた女性歌手です。初主演作『ボディガード』(1992年)は、人気俳優のケヴィン・コスナーと共演したこともあり、日本でも大ヒットを記録。主題歌の「オールウェイズ・ラヴ・ユー(I Will Always Love You)」が収録されたサウンドトラックも全世界で5000万枚を売り上げました。その後も『ため息つかせて』(1995年)や『天使の贈りもの』(1996年)といった作品に出演。しかし、2012年に48歳の若さで亡くなったニュースに世界中が涙しました。現在公開中のドキュメンタリー映画『ホイットニー~オールウェイズ・ラヴ・ユー~』(2018年)は、そんな彼女の栄光と苦悩を描いた作品です。

WarnerBros./Photofest/MediaVastJapan

■ブリトニー・スピアーズ
ハリウッドの壁に跳ね返されてしまった歌姫もいます。ブリトニー・スピアーズは、1998年に「ベイビー・ワン・モア・タイム」で歌手デビューし、たちまちトップアイドルの座に君臨。大ブレークの勢いに乗って、初主演映画『ノット・ア・ガール』(2002年)が制作されましたが、結果は惨敗。同作で不名誉な映画賞のゴールデンラズベリー賞の最低主演女優賞も受賞しました。そんなブリトニーに17年ぶりとなる映画出演のニュースが飛び込んできました。『コーポレート・アニマルズ(原題)』というホラー映画で、カメオ出演したようです。

■マライア・キャリー
ブリトニーとほぼ時を同じくして映画進出したマライア・キャリーも忘れてはいけません。圧倒的なハイトーンボイスで日本でも大人気だったマライアの初主演映画『グリッター きらめきの向こうに』(2001年)は全米で大コケ。そんなマライアのもとにも、あの最低映画賞から最低主演女優賞の知らせが届きました。その後は、公私ともにさまざまなキャリアを経験。そして、ノーメイクで演じた『プレシャス』(2009年)では、パームスプリングス国際映画祭で最優秀助演女優賞を獲得しました。

TwentiethCenturyFoxFilmCorp./Photofest/ゲッティイメージズ

■ビヨンセ
ブリトニーやマライアとは別のキャリアを模索したのが、ビヨンセです。アカデミー賞受賞作『シカゴ』(2002年)の脚本を担当したビル・コンドンが監督と脚本を担当した『ドリームガールズ』(2006年)で、ビヨンセはダイアナ・ロスをモデルにしたキャラクターを好演。この作品でゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされました。その後は、『キャデラック・レコード ~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』(2008年)や『オブセッション 歪んだ愛の果て』(2009年)で製作総指揮も兼任。今回、レディー・ガガがアカデミー賞にノミネートされた『アリー/ スター誕生』のヒロイン役には、当初ビヨンセが主演を務める予定でした。

Kobal/ParamountPictures/TheKobalCollection/WireImage.com

■レディー・ガガ
そんな経緯があった『アリー/ スター誕生』で、数々の映画賞を受賞する華々しい映画初主演を飾ったレディー・ガガは、女優になるのが夢だったそうです。また、ブラッドリー・クーパーとデュエットしたアカデミー賞歌曲賞候補の「シャロウ ~『アリー/スター誕生』愛のうた」(Shallow)」は、音楽の祭典グラミー賞で最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンスなども受賞し、アカデミー賞とのダブル受賞の可能性も高まっています。ハリウッドから高評価を受けたガガには、女優としての出演オファーが舞い込むことも予想されます。

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記事:Yahoo!映画

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アカデミー賞授賞式は2月25日午前10時(日本時間)

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