掲載期間:2019年1月17日~3月20日

第91回2019年アカデミー賞特集

映画史に残る悪女で大ブレークした女優がアカデミー賞に王手

悲願のアカデミー賞受賞への期待が高まっている女優がいます。『天才作家の妻 -40年目の真実-』で主演女優賞にノミネートされているグレン・クローズです。これまで主演女優賞に3度、助演女優賞でも3度候補に選ばれながら、彼女は1度もオスカー像を手にしていないため「無冠の女王」と呼ばれています。しかし、今回は7度目のノミネートにして、大本命の勢いのまま、2月25日(日本時間)の授賞式を迎えそうです。

(C) META FILM LONDON LIMITED 2017

■映画デビューから3年連続オスカー候補

グレン・クローズは『ガープの世界』(1982年)で、いきなりアカデミー賞助演女優賞にノミネートされる鮮烈な映画デビューを飾りました。続く『再会の時』(1983年)と『ナチュラル』(1984年)で3年連続オスカー候補となり、早くも演技派としての地位を確立。そして、彼女の存在を世界的に有名にした作品が1987年にアメリカで公開されます(日本公開は1988年)。それこそが、エイドリアン・ライン監督の『危険な情事』です。この作品のストーリーを紹介しましょう。

Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

■『危険な情事』で映画史に残る悪女を熱演

「男にとって一夜だけの情事のつもりが、女にとってはそうではなかった。男を独占したいがための女の常軌を逸した行動は、やがて殺意を伴うものに変わって行く......」

グレン・クローズは、劇中で一夜をともにしたマイケル・ダグラスを追いつめる女性を怪演して、観客を震え上がらせました。映画史に残る名シーンとして知られる衝撃的なエンディングが反響を呼んで、『危険な情事』は大ヒットを記録。また、アカデミー賞では作品賞を含む6部門においてノミネートされ、グレン・クローズも主演女優賞の候補に選ばれました。しかし、その年は『月の輝く夜に』のシェールが獲得。さらに翌年の『危険な関係』(1988年)でも再び主演女優賞の候補に入りしましたが、オスカー像は彼女にほほ笑みませんでした(『告発の行方』のジョディ・フォスターが受賞)。

Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

■7度目のノミネートで悲願の受賞へ

その後、「101匹わんちゃん」を実写化した『101』(1996年)で、悪役クルエラを演じて話題を集めたものの、アカデミー賞とは無縁。また、映画化まで30年かかったという『アルバート氏の人生』(2011年)を自らがプロデューサーとなって完成させて、6度目のアカデミー賞ノミネートを勝ち取りましたが、主演女優賞の栄冠は『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のメリル・ストリープに軍配が上がりました。

(C) Morrison Films

そして、迎えた2019年。『天才作家の妻 -40年目の真実-』で通算7度目となるアカデミー賞候補に選ばれました。この作品でノーベル賞を受賞した作家の夫を献身的に支える妻を完ぺきに熱演。ゴールデン・グローブ賞など数々の前哨戦を制して、オスカーに王手をかけています。ハリウッドを代表する71歳の大女優が、アカデミー賞のヒロインへと駆け上がる日がついにやってきそうです。

グレン・クローズ『天才作家の妻 -40年目の真実-』
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『天才作家の妻 -40年目の真実-』グレン・クローズ インタビュー映像

記事:Yahoo!映画

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アカデミー賞授賞式は2月25日午前10時(日本時間)

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